ことのはじまり

1/3
前へ
/10ページ
次へ

ことのはじまり

朝。一般的なRPGなら、「おきなさい ゆうしゃ」とか母が起こしに来るかも知れないが、あいにく俺の母はそんな微妙な感じの優しさは持っていない。なので俺は一人で起き、朝飯を食べるため、一階へ下りる。そこでふと気付く。 「俺、今日誕生日だ…。」 べつにどうして欲しい訳でもないが、母は覚えているだろうか。薄情な親だが、「おめでとう」の一言くらい言ってくれるのだろうか?
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加