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次の日、朝起きると、シスターの姿はなかった。 神父はいつものように食事の前にお祈りをして、その後俺は普通に学校へ向かう。 昨日の話しは夢だったかのようだ。 学校では終業式があり今日から冬休み。残すは卒業式だけだった。 終業式が終わり教会に帰る。扉を開くと神父はいなかった。 自分の部屋に入ってボールを手にすると、机の上の2枚の封筒に気がついた。 手にとり中を覗いた。 一つには船のチケットと学園までの地図。チケットの日付は卒業式の日の午後だった。 もぉ1つには手紙とお金が入っていた。 俺は手紙は読まずに、その2枚の封筒を部屋の隅に用意していた鞄に押し入れた。
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