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足掻いてる内は
まだマシで
『居ない』と
気付く度
身動きも出来ない
やがて降る現実に
胸を掻き毟る
腕をすり抜けた
温もりに
自失が廻る
足早な時間に
どんな約束も
消し飛んで行く
目蓋の裏
過ぎる微笑み
君の居ない
左側
また胸が痛む
春と言うには
まだ早くて
君が
余りにも遠い
何も
変わらないのに
君以外
遠い約束だけが
今隣に居るよ
†
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