刹那†

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足掻いてる内は まだマシで 『居ない』と 気付く度 身動きも出来ない やがて降る現実に 胸を掻き毟る 腕をすり抜けた 温もりに 自失が廻る 足早な時間に どんな約束も 消し飛んで行く 目蓋の裏 過ぎる微笑み 君の居ない 左側 また胸が痛む 春と言うには まだ早くて 君が 余りにも遠い 何も 変わらないのに 君以外 遠い約束だけが 今隣に居るよ †image=466818812.jpg
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