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「……………」
チキチキチキチキ…
ああっ!無言で凶器を出さないで!
「なんですかこれは。突っ込み所多すぎですよ。
大体どこが秋がテーマの話なんですか。今の季節は秋だった。とか言えば秋になると思ったら大間違いですよ」
それはこれから…
「てか、変態主人公がボコボコに殴られて漏らしただけじゃないですか!何が命の大切さですか!」
決して漏らしてなどいない!
「ノンフィクションとか書いてましたけど、本当だったら思いっきり引きますよ、これ」
だから言っただろう。
等身大の我が輩を見てくれと。
「等身大はいいから、人として最低限隠すべき所は隠しましょうね。
隠せないから変態って呼ばれるんですよ?変態先生」
ひどくない?
「大体奈美なんて名前、どこにも紹介されてないじゃないですか。
これはどういう事ですか?」
それは主人公が綿密な下調べの末に…
「だからストーカーじゃないですか。
変態でストーカーじゃ存在する価値もありませんね、何で産まれて来ちゃったんですか?」
待て待て、我が輩を変態と呼ぶのは続きを読んでからにしてくれ。
「次はありませんからね?」
ああ、大丈夫だ。
「…どれどれ」
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