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その時だった。向こうから蒲生氏郷の軍勢3500が助けに来たのだ。
「殿っ!!」
「氏郷か?よくぞこの窮地に参った!」
そう言いながら信長は敵を切り伏せていく。
「氏郷!何故この事態が分かった?」
「我が配下の忍が明智に不審な動きありと知らせてきた故。しかし分かったのが先程なのでこのように遅くなってしまいました。」
そして氏郷は生き物のように軍を動かし敵を切り裂いて行く。
「殿!!敵の軍勢は浮き足立っています。逃げるなら今です!」
「うむ、逃げるぞ!」
蒲生勢らは敵を打ち崩す。信長はその間を抜けるように京から近江に向かって行った。
こうして信長は蒲生勢と共に光秀に生存がばれる事なく京から落ち延びて行った。
なお、この時信忠は明智勢に取り囲まれて。自害した。
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