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二人は暫く沈黙した。
マスター
『お代わりは?』
沈黙を破ったのは
マスターの一言だった。
『……一緒で』
マスター
『はい、
かしこまりました。』
心の中で
何が何だか
分からねぇよ!
マスター
『美喜さんは?』
美喜
『カシスソーダで……』
マスター
『はい。
かしこまりました。』
『……って、
マスター!』
マスター
『はい?』
『はい?
じゃなくてさ!』
マスターは
笑いながら
『私は何も・・・。』
『マジかよ』呟いた。
『あの~?』
彼女が話し掛けてきた
『隣が空いてるのは
何と無く……』
『あっ💦
気付かなくて💧💧』
と焦りながら
隣に座りなおした。
美喜
『お仕事は何を
なさってるんですか?』
不意に質問されて
彼女に目線を合わせ
『居酒屋をやってます。』
美喜
『自分のお店ですか?』
『はい。
小さい店ですが』
美喜
『行ってみたいなぁ~』
『是非来てください。』
美喜
『はい。』
マスターは
気を使いながら
二人にそっと
お酒を出した。
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