紹介

4/6
前へ
/211ページ
次へ
二人は暫く沈黙した。 マスター 『お代わりは?』 沈黙を破ったのは マスターの一言だった。 『……一緒で』 マスター 『はい、 かしこまりました。』 心の中で 何が何だか 分からねぇよ! マスター 『美喜さんは?』 美喜 『カシスソーダで……』 マスター 『はい。 かしこまりました。』 『……って、 マスター!』 マスター 『はい?』 『はい? じゃなくてさ!』 マスターは 笑いながら 『私は何も・・・。』 『マジかよ』呟いた。 『あの~?』 彼女が話し掛けてきた 『隣が空いてるのは 何と無く……』 『あっ💦 気付かなくて💧💧』 と焦りながら 隣に座りなおした。 美喜 『お仕事は何を なさってるんですか?』 不意に質問されて 彼女に目線を合わせ 『居酒屋をやってます。』 美喜 『自分のお店ですか?』 『はい。 小さい店ですが』 美喜 『行ってみたいなぁ~』 『是非来てください。』 美喜 『はい。』 マスターは 気を使いながら 二人にそっと お酒を出した。
/211ページ

最初のコメントを投稿しよう!

210人が本棚に入れています
本棚に追加