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次の日店が終わると
ケンと待ち合わせの
バーに向かった。
昔からある
小さい店だが
中に入ると
これが中々小綺麗な店。
何時ものように
ケンはカウンターに
座っていた。
隣に髪が長い
細身の女性が
座っていたが
気付かずに
ケンに話し掛けた。
『お待たせ!』と
肩に手をポンと
軽く叩いた。
ケンは
何時もみたいに
口からバーボンを
破棄出した。
これが
かなりリアルで
面白い。
振り返りながら
ケン
『なんだよっ?』
俺の顔を見て
不機嫌そうな顔で
言った。
『悪い悪い。
マスター何時もの!』
マスターは
今年、50歳になる
ベテランバーテンダー。
かなり
見た目は若い(笑)。
マスター
『はい!何時もの』
とウィスキーの
ダブルロックを
カウンターに置いた。
ケンの隣に座り
乾杯~と
声をかける前に
ケン
『だからさ……
お前には見えんのか!?』
呆気にとられ
『何が?』
ケンは
『こちらの女性が?』
呆れたケン
『お前に紹介しようと
俺様が連れてきた
美喜ちゃん!
綺麗だろ』
グラスを持った手を
下ろし
ケンカが指差す方を
見ると……
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