序章

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デビットは急いで外にでてドアに鍵をかけると駐車場に向かった。 そしてケンがエンジンをかけて待っていた車に飛び乗った。 デビット『急がねぇと‼』 ケン『遅れたのは誰のせいだよ💧』 デビット『いいから行くぞ‼』 ケン『ヘイヘイ💧』 ケンは半分呆れながら車を発進させた。 もちろん警察署には大通りを通るわけだが今日は妙に人の数が少ないことに気付いた。 デビット『ケン。今日はやけに人が少なくないか?』 ケン『どっかでパーティでもやってんだろ?』 ケンは気にも止めていないようだ。 デビット『そ、そうだな』 だが、デビットは嫌な予感がしてならなかった。 色々と話している内に警察署に着いた。 ケンは『車を駐車場に止めてくる』と言い正門の前で降ろしてくれた。 デビットはひと足先にR,P,Dの詰め所に入って行った。 ドアを開けた瞬間、同僚達の白い目がこちらに向けられた。 デビット『え、と,おはよう💦』 しかし誰も返事を返してくれない。 しかたなく自分のデスクに着き、事件の資料を取り出す。 ドサッ‼ 目の前に辞典ぐらいの厚さがある資料が置かれた。顔を上げるとそこにはR,P,Dの中でいち番に古株のマービンが立っていた。 マービン『今日の事件資料だ。』 それだけ言うとマービンは自分のデスクに向かった。 デビット『マービン!これ・・・』 マービン『何か言うことは?』 デビットは言葉に詰まった。 デビット『・・・遅刻して悪かった💧』 マービン『よし。だが仕事はきっちり頑張れよ。ケンといっしょにな。』 ケン『え~‼俺もかよ~‼』 いつのまにかデスクに着いていたケンが言った。 だが渋々資料を半分持って自分のデスクで目を通し始めた。 〰5時間後〰 デビット・ケン『あ~やっと終わった~』 ケン『コーヒーでも飲みに行こうぜ』 デビット『そうだな。仕事もひと段落したし』 ふたりはコーヒーオフィスへ向かった。
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