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風の街の天使
雨に煙る街が少しだけ
いつも よりも歪んでみえた
平気な顔で無理矢理笑ったら
随分 遠くまで来てしまった事に気付いた。
痛みばかりに慣れた この胸に
どおしてお前は、そんなに優しい
鏡の中に汚れた俺の顔
笑えなくても、お前は許してくれるのか
凍りつく風の街で
初めてにお前に出逢ったのは
吹き飛ばされそうな自分を知ったあの頃
風の街の天使よ
お前を守りたい
そして終わらない夜が始まった
まるで獣のように求めあった
もろく細いお前を抱き俺は
少し強くなれるようなきがしていた
凍りつく風の街で
今夜 悲しみは、半分に溶け
やわらかな暖かい明かりが灯った
風の風の天使よ お前を守りたい
風の街の天使よ お前を守りたい
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