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そんな俺がなぜテニス部に入ったのか。
それは中1の冬の放課後。
俺はいつものように授業が終わるとすぐに、溜まり場である友達の家に行こうとした時だ。
「ちょっと待て!」
俺が振り向くとバスケ部の顧問が走って来る。
『やべっ。面倒なのが来た。』
と、俺は逃げようとした。しかし、13歳の中坊が20代前半のバスケットマンに勝てるわけなくあっさり捕まった。
顧問「なんでお前部活来んのんなぁ!?」
俺「いやいや。俺辞めたし。」
顧問「俺は退部届もろてねーぞ!」
『そーいや確かに退部届書いてねーな』
俺「じゃあ今書くわっ!」
顧問「ちょっと待て!ホンマに辞めるんか!お前もったいねぇって。お前ならがんばって続けたらバスケで高校行けるぞ!?」
『そんなわけねーじゃん。嘘つくなや・』
俺「もうえんじゃ!!」
顧問「何がいけんのんなぁ?俺が嫌いなら謝るから頼むから続けようぜ!」
『…えぇー!泣いちゃったよこの人。面倒くせぇ』
俺「いやいや。無理なもんは無理ですから。」
顧問「お前なぁー。今のままでえーとおもーとんか?授業中寝ようるし、ちゃんと部活してマジメにせぇって!」
俺「俺もいろいろと考えよんじゃ!」
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