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顧問「何を考えとんな？」
『しまったぁ～。別になんもねぇよ。』
俺「えぇ～っと。」
顧問「なんなぁー。何もないんか。」
俺「いやいや！他にやりたい事があるんじゃ！！」
『…言っちゃったよぉ。何もねぇーよ。』
顧問「何なぁ？」
『だから何もねぇって！えぇーっと。えぇーっとぉぉぉっ。』
俺「…ﾃﾆｽがしたい。」
『えぇーーーっ！よりによって何故ﾃﾆｽ！？でも言っちゃったよ…』
顧問「なんでﾊﾞｽｹがﾀﾞﾒでﾃﾆｽなんな！？」
『ですよねぇ～。もうこうなりゃ適当に言ってこの場を切り抜けるしかない！！』
俺「ﾃﾆｽ部のヤツら見てたら部活が楽しそうで。俺、ﾊﾞｽｹ好きじゃけど部活が楽しねんよっ！」
顧問「そぉか。わかった！ならﾃﾆｽ部入れ！ちゃんと部活するんならこの退部届はもらっとく。ええか？」
俺「おっ、おん。」
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