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俺は一体なんなんだ?
自分が何者なのか分からない。
気付くと自分の知らない場所にいたり…
無惨に引き千切られた昆虫や動物…
覚えがない。
『なんなんだ』
あなたは私。
私は僕。
僕は君。
君は俺。
いる。
初めてそう感じたのは同級生の女を殺す前だった。
自分には自分の知らない自分がいる。
"楽園を…"
声がする。
"俺達の…"
頭に響く。
"子供だけの…"
声は次第に優の体を支配するようになっていた。
"俺達の…優の中に存在する子供達だけの楽園を!"
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