137人が本棚に入れています
本棚に追加
『誰かに殴られる…久しぶりの感覚ですよ…ククク』
『はあ…はあ』
またすぐにでも殴りかかりそうな形相でYOUを睨みつける隼人。
『私を止めたいのでしょう? 私が憎いのでしょう? どうです? いっそ私をこの屋上から突き落としては? …どうせもうすぐこの地球は滅亡するんですから…今更あなたが何をしようが、もう何もかもが手遅れなんですよ』
ガコン…
人工衛星の動力が落ちる…
と同時に…
ゴゥン…
再起動。
全プログラムが書き換えられ、本来の目的を破棄。
宇宙に浮かぶ全人工衛星が地球に向かい降下を始めた。
ドサッ…
『ぐぅ…また…?』
『?』
YOUがその場にひざまづく…
『じゃ…まをするなー優!』
YOUがその場に落ちていたパイプを拾いあげた。
すぐさま隼人と優斗が構えるが、YOUは二人とは別の方向に歩き出し、屋上に張られた金網をパイプでぶち破った。
『な…にを……………お前が!お前が望んだ事だろう!優!!』
たしかに、昔からいじめられていて内気な性格だった。
みんないなくなればいじめられる事もないとかおもった。
高校に入ってからは自分を変えるためにイメチェンをした。
最初のコメントを投稿しよう!