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『家の周りを一周すればちょうどいい時間になる』
そう思って歩き出した
少し歩くと前から誰かが歩いて来た
地味な服を着た少女だ
年は自分と同じくらいだろうか
髪はロングで肩まであり目は大きくて可愛いらしい顔つきをしている
しかし足取りが遅くだるそうだ
そんな彼女を見ていると
彼女はペコリと頭を軽く下げてきた
章人は軽くペコリと頭を下げて
小さな声で『おはよう』
と挨拶したがあっちからは何も返って来ずそのまま行ってしまった『…‥変わった人だ』
章人は思った
家に帰ると"ゴホッゴホッ"
とぃう咳の音が聞こえた
章人は足早にお母さんに近寄り肩をさすってあげた
毎朝起こる現象だ
しかし今日は何か咳の仕方がおかしいと思ったが
あまり気に止めなかった
しばらくしてお母さんをやっと寝つかせた
そして制服に着替えて
家を出る
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