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再会
あの後知らされた事だが
どうやらお母さんはまだ生きているらしい
ただ植物状態でいつまでもつかはわからないという
しばらく学校は休むことにした
今日はお母さんのお見舞いに行こうと小さな花を買って病院に向かった
お母さんの部屋の番号を聞き
部屋に向かう
扉を開けるのを何度もためらった"ガラガラッ"
お母さんに近ずく
章人は一瞬立ちくらみしてしまった
目の前にいるのはお母さんであってお母さんではない
呼吸器やらいろいろな器具をつけられて生かされている状態で
目もかすかにしか開いてなかった『…‥…』
言葉が出なかった
あまりにもショックで
章人は耐えれず花瓶に花をさして部屋を出た
ボーッとしながら歩いていると "ドンッ!!!!"
患者にぶつかってしまった
相手は軽く転んだ
しかし相手は女の子で自分はフラつく程度だった
『すいません大丈夫ですか？』
と手をさしのべると
『あっ…‥』
二人はハッとした
その女の子は今日の朝の散歩で会った人だったのだ
女の子は自分で立ち上がると
何も言わずに去って行った
その場にしばらく立ち尽くして 章人も病院を出た
そして公園のブランコに腰掛けた2・3分たった頃に8歳ぐらの男の子達がやって来た
手にはバットとグローブとボールを持っている
そして章人の前で野球をし始めたしばらくそれを眺めたあとに章人は目を閉じた‥…
そして思い出していた…‥‥…
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