7。おやじ…!戦闘開始!

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おやじの闘いは 始まる おやじは 抗ガン剤を打つ日に 私にお願いがあると言い出した どした G@どした G@ おやじの願い…。 戸籍の話だった… 私は お母さんとおやじが離婚した時点で、お母さんに引き取られた為…お母さんの籍に 入っている… もちろん おやじは再婚していないため、おやじ一人の籍である。 おやじは いままで 一人で がんばってきたのは ヨウコの為だった このまま もし 俺が 死んだら 俺の名前(宮本)がなくなる。 宮本家が無くなる…。 それだけが 気になって 安心して 治療にのぞめない 宮本家を継いでほしいと… そう 言った… 私にしてみれば 戸籍 なんてどうでもよかった… 「うん…わかった OQそしたらお母さんに言うてみるわ…死ぬことないけどな」 そう言った まー 私にしてみれば ほんと ちっぽけな こと OQ たとえ名字が 道明寺であろうと猿渡であろうと、出川であろう江頭であろうとムーディーであろうとガッツであろうと…亀梨でもなんでもいい… そんなことで 安心して 治療ができるので あれば オチャノコサイサイヘノカッパ で ある… が… しかし…。 それは 私の独断で 決めることは できない 現実。 母の承諾もいる そして、おやじは 言った 「お母さんはゲンキか G@」 おやじとお母さんは 円満な離婚では…なかった お母さんは おやじの悪魔な性格と暴力を何年も耐え… おやじの暴力からとうとう 逃げたのだ おやじは離婚を納得せず もめ…お母さんを探しまくりお母さんと私は逃げたような形で…もめにもめにもめくりたおした離婚になった為に… そして違う男と一緒になったのを(籍は入れていないが)知ったおやじは お母さんを恨み 私がおやじに会いに行った時は いつも お母さんの文句ばかり 聞かされていた はじめて いま 「お母さんはゲンキか?」 と 十数年間恨み続けていたお母さんにおやじの口から そんな言葉がでた。 「うん…。」 「そうか…。」 おやじは少し微笑んだ…
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