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朧気な記憶の中を彷徨う…
その中でいつも不思議と気になる笑顔がある…
理由は分からない…
母の笑顔か…それとはまた違う温かさがある…
似ているようだがなんだか違う癒しがある…
父の笑顔か…それとはまた違う…心強さがある…
似ているようだがなんだか違う安らぎがある…
兄弟（姉妹）の笑顔か…それとはまた違う普通がある…
似ているようだがなんだか違う…日常がある…
すごく幸せな気分にしてくれて…
今までの自分を包みこんでくれるような…
弱気な自分も…
強がりな自分も…
寂しがり屋な自分も…何をやってもうまくいかない自分も…
生き方が不器用な自分も…
気持ちを上手に伝えられない自分を…
全て…
そんな笑顔にいつかは出会いたいな…
ふと…夢から覚めるように…
何かに気付いたんだ…
なんだ…君だったんだ…ずっとそばにいてくれたんだ…
もう出会っていたんだね…
いつもの笑顔が…
そんな君の可愛い寝顔に感謝をこめてそっとキスをした…
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