第一話。

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  夕日が射す教室   校内には人気が無く 外からは運動部の声が 響いてる     なんとなく好きな時間     この時間になると オイラは見回りを兼ねた 校内のお散歩をする   昼間とは違った教室 差し込むオレンジ色の夕日   すげぇ綺麗だ びっくりするくらい       「やーぐっつぁん♪」   「ひゃう!?」     突然首に冷たいモノ を押しあてられて 言葉を失う     「誰っ!?」   「へへっ、ねぇやぐっつぁんびっくりした?」   「なんだよ、小川かぁ」     小川麻琴 うちのクラスのムードメーカー 的な子で。人に 元気を与えられるようなヤツ     「おっ、愛ちゃんから のラブコールだっ。 じゃね、せんせ♪」   「おぅ、気ぃつけて 帰るんだぞ」   「あははっ、そりゃやぐっつぁんの方でしょ。ちっちゃいんだから」   「てめぇ、麻琴!!」     麻琴が駆けて行き 再び静寂の中 教室を見回ってく   すでに外の日は落ち 夜の闇が押し寄せる   暗闇に支配されてる 教室を、廊下の明かり を頼りに見回ると 音が聞こえてくる     …寝息?     教室の窓際、 一番後ろの席で 自分の両腕を枕にして 眠ってる     .
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