なまえ

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  いつの間にかあなたは 真っ直ぐ目をみて 下の名前で私を呼ぶようになった 嬉しくて、嬉しくて…   わたしもあなたを下の名前で呼ぼうとするけど 照れに照れて目が泳ぐ 結局いつものように 上の名前に「さん」付けで呼んでしまう。   変わらぬ私に 不意に突き刺さった甘いコトバ   「いずれはお前も一緒の名字になるんだからなっ」   胸の奥がきゅうぅっとした ほんとうに 私でいいの?
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