生活…。

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朋子「…………。」 さぁ来い!ウチは逃げも隠れもしないよ!いつでもチューしていいよ! 朋子「…………?」 が……その時、目の前に何かがいるような感覚がウチの目を開かせた。 ぺちん。 朋子「いたっ!」 高賀『しないつったらしねーっての。』 朋子は高賀にデコピンをもらったのだ…。 朋子「ひ……ひどい……。こーなったら無理にでもーー!」 高賀『お、おい!や、やめ―――』 ピリリリリ! 高賀『ん?電話だ。』 た、助かった……! 今行くぜ命の恩人よ…! ガシッ! 高賀『ぐえ…。』 朋子「ほっておけばそのうち止むよ!今のはナシにしてあげるから次はちゃんと―――」 高賀『いや、俺は電話をでるね!』 朋子「もー……ばか!」 朋子はむくれてそっぽを向いてしまった。 だが、俺はそんな事は気にしない。 携帯を確認すると、千夏と言う名がディスプレイに映っているのが見えた。 高賀『千夏からだ。』 何の用だろう……? ま、出ればわかるか。 高賀『……もしもし?』 そこから聞こえたのは上条の声をした千夏(以後千夏)だった。 千夏「あっ……お兄ちゃん?今日のご飯大丈夫だった?」 高賀『あぁ、なんとかなったよ。……なんだ?そんな事で電話か?明日学校だぞ?』 千夏「うーん……それは電話かけるためのただ口実……。本当は朋子さんに襲われてないか心配になってさー……。大丈夫だった?」 高賀『……大丈夫だ。襲われないし、襲いもしない。ましてや自分の妹に―――』 千夏「ん……?なんか意味深い言い方だね……。もしかしてなんかあったの?」 高賀『ナンニモナカッタヨ。』 千夏「それ、嘘じゃない?……ま、お兄ちゃんは嘘はつくよーな人じゃないし、信じてあげるよ。」 こいつ……地味に釘刺して来たぞ……。 我が妹ながら恐ろしい奴だ………。 千夏「それじゃあ明日学校だからもう寝るね!」 高賀『あぁ、そうだな。……おやすみ。』 千夏「うん!また明日ね!おやすみー!」 千夏との話を終えて俺は電源ボタンを押し会話を終了した。
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