4464人が本棚に入れています
本棚に追加
/1863ページ
その日の夜、千夏が作った目玉焼きハンバーグを食べながら他愛もない話をした。
千夏「それじゃ、おやすみ~。」
高賀『あぁ、おやすみ。』
さてと……明日も早いし俺も寝よう。
千夏「はぁ……。何だろうなぁ……このままだと後悔する気がするんだよね……。でも……千夏は妹だし、魅力もイマイチだし……。そういえば……今日見かけたあの美人なお姉さん………あの人綺麗だったなー…。」
もし千夏があんな綺麗な人だったら……告白する勇気くらい湧くんだけどな……。
一方、彩の自宅。
彩「朋子さんが高松君の彼女さんかぁ…。2人とも凄くお似合いだった……。私……何考えてるんだろ……。どうしてこんな事考えているんだろ?まだ高松君と会って2日なのに……。」
でも……高松君……か………。彼女さん……ちょっと憧れちゃうかも…。
朋子の自宅。
朋子「あーぁ!せーっかく高賀に告白してOKもらって緊張もしなくなったのに高賀がウチに慣れてなきゃイチャつけないじゃん!……そう、もっと一緒にいないとダメなんだよね…。例えば……千夏ちゃんとか……。」
でも実際千夏ちゃんでもない限りウチが高賀と一緒に入れる時間なんてないし……。はぁ……。
3人は布団の中でそんな事を考え、そして………それぞれこう口走った。
千夏「神様……。どうか千夏を美人にしてくれませんか…?憧れの兄と肩を並べ歩いてみたい。」
彩「高松君の彼女さん……。少しの間でも良いからなってみたい…。そうすれば私は毎日が楽しくなれそうな気がする……。」
朋子「せめてウチが千夏ちゃんなら一緒にいれるのに……!なーんてね……。」
その途端……部屋の中が急に眩しくなった…!
千夏:彩:朋子
「え……!?」
そしてその時、3人とも無意識的な眠気に襲われ、眠いと言う認識すら感じさせられない程、すぐに深い眠りに落ちてしまった……。
最初のコメントを投稿しよう!