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正博「よー…おかえり高賀……。」
正博がまたニヤニヤしている。
あ……なんだこの胸にある黒いの……。なんかこいつを殴れと――
正博「で?上条になんて言われたんだ?お兄ち―」
ガスッ!
ふぅ………俺の黒い物はどうやら間違った教えではなかったようだ。
正博「いでっ!」
高賀『お兄ちゃんはやめろって言ったろ!』
正博「すまねぇ高賀……。今のはほんの出来心だったんだべ…。それで?何の用だったんだい?」
ニヤニヤ……。
こいつの喋り方もこの憎たらしい表情もうぜえ……。
高賀『秘密だよ秘密。』
こんな話しても仕方ないので正博には秘密にすることにした。
正博「つまんねーな!また秘密かよ。ま、どうせ告白か何かだろ?」
高賀「……まぁ、ある意味告白だったかな?頭が真っ白になる位の驚愕な告白だったな……。」
正博「またまたぁ~!愛の告白がある意味なわけないじゃないか!それとも高賀の場合はお兄ちゃんと呼ばせるのがごく普通の告白か?」
高賀『お前……いい加減に―――』
ガラッ……。
ちっ……教師が来たか……。命拾いしたな正博……。
教師「皆席につけー!授業を始めるぞー!」
正博「まぁ、また放課後教えてくれや!」
正博はそういうと自分の席へ戻って行った。
……にしてもアイツ何様だよ?
恋愛経験ないクセにえらそーに……。
そしていつものように授業は進んで行った……。
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