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……やっぱり朋子の様子がいつもと違うな…。
とりあえず声かけるか……。
高賀『おーい、朋子ー!』
朋子「あっ……こ、高賀君…!」
朋子が何やら慌て始めた……。
高賀『なぁ朋子……。もしかしてお前、上条だったりしないよな?……なーんちゃって……。』
さて、どうだ……?
これで朋子の反応を確かめて………あれ?
朋子はキョトンとした顔をしていた……。
高賀『…んなワケないよな…。あはは……俺の勘違いだ、気にするな!』
やっぱちげーのかよー。
くそー!騙されたー!
朋子「ううん……私、本当は上条彩です!高賀君なんでわかったの?私、どうしたら良いかわかんない……。」
高賀『ま、マジかよ…。と、とりあえず俺の家に来てくれないか…?』
彩「えっ…?こ、高賀君の家にお邪魔していいの?」
高賀『あぁ…構わんよ。どうしても嫌ならいいけど………。』
彩「ううん、行く!行くます!行こ?」
高賀『そ、そんな無理せんで良いって……。』
彩「無理してないよ!高賀君、何か知ってるんだよね?そうじゃないと私だって誰も気付いてくれなくって……。私……本当にどうしたら良いかわからなくて……くすん……。」
だぁあー!次は千夏の次は上条かー!
高賀『わ、悪かったよ!ほ…ほら、とりあえず涙拭いて……。』
千夏に言われていつもポケットに入れていたハンカチがまさかこんな所で役立とはな……。
これは毎日入れるように心掛けよう……。
彩「うぅっ……。ありがとう……。」
こんな調子で大丈夫だろうか……。
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