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家に着くと、俺は上条と共に家へ入った。
そして…そこには気難しい顔をした2人……。
上条の姿をした千夏、千夏の姿をした朋子がいたのだ……。
上条はまだよくわかっていないみたいだったが、千夏(彩)の姿を見て驚いているようだ……。
高賀『……やっぱ皆嘘はついていなさそうだな…。』
とりあえず3人集まった事なので自己紹介することにした。
千夏「えーっと、まずは千夏から……。名前は高松千夏で~す。中学生です。千夏の姿はこの人だよ!」
そう言いながら上条の姿をした千夏は千夏の姿をした朋子に指をさした。
……まぎらわしいな…。
高賀『千夏。人に指をさすのは失礼だぞ。』
千夏「うっ…そうだね。ごめんなさい……。」
高賀『まぁ、生意気な奴だけど根は良いから暖かい目で見てやってくれ。』
千夏「ひどいよう…。」
……次は朋子かな?
上条はこういうの苦手そうだしな……。
朋子「はい!次ウチ!ウチの名前は桐原朋子。高賀と付き合ってまーす!それと女子校に通ってるよ~!よろしくー。」
高賀『朋子の本当の姿は今の上条の姿だよ。』
って言うか俺が言ってやらないとホントただの自己紹介じゃねーか!
せめて誰の姿だったか位言えよ……。
……さて、最後は上条か…。さっきまで泣いてたからちゃんとできんのか心配だ…。
上条「えっと……わ、私は…上条彩です…。よろしくお願いします…。」
朋子「うわ……気持ち悪………。」
彩「えっ……!?」
朋子「いや、上条さんが気持ち悪いんじゃないんだよ?もじもじしてる自分の姿が何だか見たことないから気持ち悪かっただけで……。」
彩「そ、そうですか………。」
必死に隠しているいるようだが……精神的に相当きてるみたいだな…。
上条はそのまま座ってしまった……。やれやれ……変わりに言ってやるか。
高賀『上条はこの前引っ越して来たばっかで俺と同じ水星高校に通ってる。千夏の今の姿が本来の上条だ。』
まぁ……泣きっ面に蜂って奴か?
可哀相だから変わりに言ってあげてしまった…。
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