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高賀『とりあえず、この事はどうせ誰も信じないと思うし、逆に変な目で見られるから最低限秘密にしておこう……。』
千夏「そうだね……。あ、ところで千夏はここで暮らしてもいい?」
高賀『いや、ダメだろ。上条の家で上条のフリをして過ごすしかないな。同級生が同棲してたら学校側から問題にされるだろうし。』
千夏「う……嘘……。は……はは……何だろう…この気持ち……。」
朋子「あっ!じゃあウチはもしかして高賀と毎日一緒!?」
高賀『まぁ……そういうことになるな……。』
それを聞いた妹の顔をした朋子は満面の笑みを浮かべた!
朋子「やほーー!毎日高賀と一緒だぁー!」
高賀『…………。』
正直かなり迷惑なんだ……。だって朋子は――って、まぁ良いか。今はそんな事考えてる場合じゃない。
上条「じ、じゃあ私は朋子さんとして生活すればいいのかな…?」
高賀『そうだろうな…。でも正博や一部の奴には俺と朋子が付き合ってることを知ってるからよく一緒にいないとグチグチ言われるから、たまには一緒に下校したりしないとな……。』
彩「そ、そうなんだ…?た……高松君の……か、彼女だもんね……。」
私が高松君の彼女さんのフリ……か…。も、もしかしてそのうちデートとかもしないといけないのかな……?
朋子「えぇ!ウチと一緒に歩く事あんまりなかったじゃん~!もしかして上条さんだからだったりしないよねー?」
高賀『最近正博が朋子とはどうなったってうるさくてな……。あぁ、それと朋子。お前……炊事とか……できるわけないか。いつも千夏が家事やってくれてたんだが…。』
朋子「うっ……。できないかも……。」
高賀『やっぱそうか……。じゃあ俺がやるしかないか?でも面倒だな……。』
その時、ずっとショックで落ち込んでいた千夏が顔を上げた!
千夏「あ!じゃあ千夏がたまに炊事に洗濯に掃除をしに来てあげるよ!」
高賀『お……いいのか?なんか悪いな。』
千夏「そんな事ない!是非やらせて!お願い!」
高賀『あ、あぁ……頼む……。』
こいつ家事すんの好きだったっけ……?
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