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朋子「なんだって?」
高賀『あぁ……俺が心配だったからだとさ。』
朋子「へ~…相変わらず兄想いの良い妹さんだね!」
朋子が嫌味ったらしい口ぶりでそんな事を言ってくる……。
高賀『まぁ……妹が兄の心配するのは当然じゃないか?朋子だって自分の弟の心配くらいするだろ?』
朋子「しないー!それより次は逃がさないよ!はい、早くこっち来て!大体こーいうのって男の子がエスコートしてくれるもんでしょ?」
高賀『悪いがやっぱ妹の相手じゃキスなんて無理だな。姿が戻ったら何とか出来るように努力するから、それまで我慢してくれないか?』
朋子「………そっか。わかったよ!そこまで言うならしない!」
高賀『……あぁ。ごめんな。』
朋子「フンだ!もうしてくれって言ってもしてあげないから!」
高賀『そ、そうか……。』
朋子「………戻ったらちゃんとしてよ?約束だよ?」
高賀『えーっと………は、恥ずかしいからそういう話は終わりにしないか?』
朋子「えー!恥ずかしいのー?じゃあもっと続けてみよーかなぁ?」
高賀『うっ…や、やめてくれ!それよりそろそろ寝よう…。もう寝る時間だぞ。』
時計は11時47分を指していた。
朋子「……うーん。あっ……じゃあ3分だけハグしていい?それで我慢するから!」
高賀『うーん……そうだなぁ……。』
まぁ…カップラーメン作れるくらいの時間ハグくらい良いか…。
高賀『仕方ないな……今回だけだぞ?』
朋子「よっし!」
朋子は嬉しそうにガッツポーズをすると勢いよく俺の懐へ飛び込んできた。
朋子「さすが高賀!わかってるぅ!」
高賀『はぁ……。』
こーいうの苦手なんだよな……。
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