the first meeting

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優香の待つ、劇場の出入り口のドアが開いた。 良かったぁー、お気に入りのコー…漣斗くん!!? 「やっぱり君のコートだったんだ」 「あ、ぁぁありがとうございます!!」 警備員さんと漣斗にお辞儀をする。 「君さ、アンコールのとき…ずっと見てたよね?」 「ふぇ!?見てま…した…」 おもしろい子だな。 「メアド…教えてくれない?」 「…えぇぇ!!?」 「ダメ…かな?」 「や、全然構わないです!!!」 この先、これ以上の良いことはもうないだろう…そう感じるぐらい、良い日でした。 「優香、遅いなぁ…。何してるんだろ…」 優香が幸せに浸っている一方で、恐ろしく長い時間、待たされている美優であった…。
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