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「しかし事実です。信じられないのなら、‘裏の’情報を見てみればいい。」
『ぐぅ…!』
「では忙しいのでこれで。」
『ちょ、ちょっとま』ブツッ
ボタンを押して会話を終えた。
「あ、君。これ持って行ってくれ。」
「かしこまりました。」
そう言って、側で控えていた使用人に受話器を渡し、椅子に深く座り込む。
彼の名はアルジャーノン・ベンチュリ。
若くしてパルティアコーポレーション社の社長にまで登り積めたアルサケス町の当主。
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