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青年は怪しい客がいるあの路地を通った。
訝し気な顔をしながら近付いて行く。
「男だな…。」
更に近付いていく。
すると、男が傷を負っているのが目に入った。
足元に血溜りが出来ている。
「……」
無言で胸ポケットから携帯電話を取り出しワンプッシュで電話をかける。
「……あぁ、俺だけど。…うん、ちょっと来てくれ。…なに?…あぁポイントか。え…と、R725だ。早く来いよ…あぁ゙?………わかった。切るぞ。」
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