狂わす者狂わされる者

7/9

5064人が本棚に入れています
本棚に追加
/210ページ
「…お前の前でくらい……いいだろ…?」 アルジャーノンがチャドから目を反らし、頬を軽く染めて言った。 アルジャーノンとチャドの関係は幼馴染み。少し前まで兄弟の様なものだった。 そのため、アルジャーノンは随分とチャドを信頼している。 しかもチャドはパルティアコーポレーション社お抱えの医者で、アルジャーノンの健康を管理するためよく顔を合わせている。   チャドは、アルジャーノンが気がねなく話せる数少ない人物なのだ。
/210ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5064人が本棚に入れています
本棚に追加