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補足として言っておくが、アルジャーノンの方が年上である。しかし、身長の方はチャドの方が上だったり…。
「…い、いけどさ。…で?この人、どうしたの?」
「どうしたのって…倒れてた…?」
「…………。」
無言でカバンをあさり始めたチャド。
「あ、ちょっと待って。」
「?、なに?」
「治療なら家で出来ないか?」
ピッとカバンを指差してアルジャーノンが言った。
「…そうしよっか。」
「じゃあその人担いでくれ。僕がカバン持つから。」
「えぇ―!?」
大きく非難の声を上げると、先を歩いていたアルジャーノンがゆっくりと振り返った。
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