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『…お前は、悔しくないの…?』
ふと目線を落とす。
『アル…』
『‥俺は、この髪の色が好きなんだ。なのにこいつらはっ!バカにして……!…ッ俺やお前の、パパとママを馬鹿にされてるんだぞ!?分かんないのかよ?!』
『!!』
『…っ畜生…!……だからチャド、止めんじゃねーぞ。』
『えっ!』
チャドが一瞬怯んだ隙に、アルジャーノンが相手めがけて走り出した。
『!!』
相手の子は驚きに目を見開いて固まっている。
あと数歩でぶつかる位置まで行くと、タンッと小気味の良い音とともにアルジャーノンの体がフワリと浮いた。
そのまま空中で体を捻り、相手の肩めがけて蹴りを入れる。
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