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「へぇ、どうだった?」
「……ウィルドって名前と知識が少し無いってことがわかった。あぁそれと、髪は染めていなかったっぽい。」
気になっていたのだろう。しっかりと生え際を見ていたらしい。
「…知識が無いって、どういうこと?」
アルジャーノンの報告の最後部分は軽く無視して疑問点を聞く。
「なんだか…外に出てなかったらしい。…っていうか年月日が分からなかったみたいだ。」
「なにそれ。どういう…?」
ただの引き篭りならそれくらい分かるだろう。しかしそれが分からないなんて事になると…。
「「…っ…まさか…」」
二人は同時に、‘答え’に行き着いた気がした。
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