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「国のデータバンクがあるでしょ?それに侵入する…っていうの。駄目かな?」
アルジャーノンからの答えは無い。
それもその筈、アルジャーノンは呆けてしまっていたのだ。
仁徳を重んじるチャドがそんなことを言うとは夢にも思っていなかったのだろう。ポカンとしている。
「出来ない?」
再び問掛けられればハッと我に返った。
「出来ない事じゃない、けど…。」
「だよね!アルジャーノン君だもん!」
「……お前なぁ…」
調子良くないか?と言うとチャドはヘヘヘと笑って応えた。
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