再び時は流だし。

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すかさずアルジャーノンが怒鳴り付け、チャドは肩をすくめた。 「怒んなくったってイイじゃん。」 「煩い!お前が余計な事を言おうとするからだ。」 「……」 えらく険悪な雰囲気になってしまったためウィルドの肩身は狭い。 「…そんなに話したくないなら別にいいんだぞ?」 「…そうさせて貰います。」 助け舟に乗ってその場を逃れたアルジャーノン。 ウィルドは若干残念に思ったが、これ以上何か言って屋敷を追い出されるのは堪らないので口をつぐんでいた。 ただ、チャドは納得いかない様子で、更にアルジャーノンに問いている。
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