再び時は流だし。

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「俺は27だが。」 「──。」 「──…」 思わぬ答えに2人の動きが完全に止まった。 「2…7‥?」 「あぁ。」 ((に…25以下だとばっかり……!!)) 思う事も同じ2人は凹むポーズも同じだった。 ガックリと膝から崩れ、両手を床に付け頭を下げてうなだれた。 これがタイミングも同じだったものだから、ウィルドは腹を抱えて笑ってしまった。 「お前ら…!し、芝居をやっているのか…?!」 「芝居なんかじゃ…」 「…とてもこの驚きを伝えられませんよ…」 「…ックク!あはははっ!」 ついには声を上げて、ウィルドは笑った。
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