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『だから、知らないと言っているんです。』
なんだ、電話か?
…って、アルジャーノンの声じゃないか!
何とか目的地にたどり着いたな…。
『……そんな人、見たら忘れませんよ。大体黒髪何て…』
黒髪…?
俺のことか……!?
『…リオルグ様、なにをそんなに』
────え?
ア、アルジャーノン?
今なんて…。
『──では、またおかけします。…え?……リオルグ様、そう何度もおっしゃられても……。…ええ、分かりました。では。』
…リオルグ…。なんであいつとアルジャーノンが…?……まさか、気付かれたのか?!
「…?誰かそこにいるのか?」
アルジャーノンが近付いてくる。
逃げなければ。また、奴に捕まるわけには…!!
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