捕獲

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捕獲

とうとう蜘蛛にも限界がきた。 今日何かを食べないとおそらく死ぬと言うほど何も食べていなかった。 蜘蛛は初めてあの子に出会った場所に行った。 そこに行けばあの子に会えると思ったから。 蜘蛛は最後の力をだして向かった。 その夜は満月。 月の光に反射した蜘蛛の巣に何か獲物がかかっていた。 綺麗な羽根。 あの子だった。
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