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事の始まりは、
篤樹が高校に上がった一年生の頃
先輩と肩が触れ合いいちゃもんを付けられたのが始まりだった
正義感の強い篤樹は
自分は悪くない、
わざとぶつかってきたのはソッチだろ
と
愚かにも言い返してしまった‥
そこから、毎日上級生に呼び出され金を強請られ出さなければ腹部や背中を蹴られる集団リンチが行われるようになった
一年間堪え、
その先輩達が卒業して待っていたのは‥
同級生たちの冷たい眼差しだった
お前なんか仲間じゃない
汚い
巻き込まれたくない
関わりたくない
消えろ
死ね
まるで別の生物を見るような侮蔑の眼差し
そうして今度はクラスから
苦痛のイジメの日々が始まった
.
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