夕日のころ

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この頃にはいない筈の少女。 (何でここに……) 心臓が大きく脈を打つ。 『ああ、それな』 悪戯っ子のような笑み。 (これって……) ほっそりした手足に、二つに束ねられた髪の毛。 この少女のことは、よく知っていた。 (ゆうひ……!?) 「それが、小学校の時の美香子だよ」  
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