―屋上から―

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  「ううん。私も大好きだよ、ここ」 再び視線を景色に戻す。 どんなに歳月が流れようと、夕日の人を魅了する力は変わらない。 僕は大切な時を過ごしたこの場所で、これからもかけがえのない時間を過ごしていくのだろう。 “この先どんな事が起ころうと、きっと切り抜けていける”。 そんな自信と勇気をくれる場所。 今でもあの太陽の優しい光の中から、ゆうひがあの悪戯っ子のような笑みを浮かべて覗いてるようだ。
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