始めの日【出会い】

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「じゃぁな努」 「あぁ」 この俺改め佐多中努(さたなかつとむ)はいつもと変わらない毎日を送っていた たった6時間とはいえやはり高校生活はかなり疲れる……… いつもはコンビニやらどこかしら寄って行くのだが今日は真っ直ぐ家に帰る事にした 今日の夜から1週間親は新婚旅行で居ない 俺の母親は再婚した もちろん俺も誘われたがとても行く気にはなれなかったので丁重に断った (まぁどうせ後1年で高校卒業して独り暮らしするし俺には関係ないことだ…) そのとき ドォォォォオンッ!!!! と俺の真後ろで大きな音がした 「なっ!!?」 後ろを振り替えると真っ黒な服を着た少女………といっても同じ年ぐらいなのだがその子が倒れていた 「空から降ってきた…?;;」 そんな馬鹿な……漫画じゃあるまいし……と彼女をジッと見た 気を失っているのかぐったり倒れていた みればみるほど黒い衣装に身を包んだ姿だった 髪、靴、ワンピースそれに黒い星のネックレス ピクリとも動かないのでまるで人形のようだ (何だ……?;;) このままほかっとくのもアレなので一応声をかけることにした
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