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父さんの言った、“その時”。
“その時”のために、おれができることは何なのかを…、考えた。
おれができることは…、本当の意味で、胸を張って、大切な人を護り続けていくだけの…力をつけることだって思った。
今のおれが、いくら口先だけで、「護る」なんて言っても、それはただの甘えでしかなくて、逆に「護ってくれ」って言ってるようなモンだ。
これ以上…、姉ちゃんを泣かせたり悲しませたりしないように…、おれは…もっともっと男として強く…でかくなんなきゃいけない。
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