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チヒロはいなくなったわけじゃない。
いつでも俺の傍にいてくれたんだ。
ただ俺がそれに気づかなかっただけ。
俺は1人じゃない。
俺にはチヒロも大切な仲間もいるんだ。
そう思った瞬間、涙がぼろぼろとこぼれてきた。
やがてその涙は砂浜へと吸い込まれていった…
ユウキはその場を後にした…
楽しかった夏休みも終わり、私達はそれぞれの学校生活へと戻って行く。
2学期は体育祭、学園祭とめまぐるしく時が過ぎていった。
初めてのことだらけだったこの1年ももうすぐ終わりを迎えようとしていた。
そんなある日のこと…
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