❤傍❤

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しばらくすると電車がホームに入ってきた。 「またね、ノボル」 そう言って電車に乗ろうとした時、ノボルに腕を掴まれた。 「今から時間あるか?」 何を言い出すのかと思った。 塾も終わって特に予定の無いナツミは帰りの電車には乗らず、ノボルに付き合うことにした。 駅を出て、商店街を抜けると辺りは静けさを増した。 更に住宅街を抜けると車さえ見かけなくなった。 それでもまだノボルは歩き続ける。 一体どこへ行くのだろう…      
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