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『なにもない』
と呟きながら、本当はなにもなくなんかない。
私だって、
考えることや
思ってること、
感じてること
たくさんあるんだよ。
私はできない子なのかな
そうでなきゃいけないの?
大人は駄目なところばかりを言って
「お前はできない子だ」と言ってくる
私はそう言われ続けて、
いつからか、自分はなにをしてもできない子だと
自分でも思うようになっていた。
自分の良いところなんてわからなくて
なにをしても使えないと言われて、
どんどん自分が嫌いになっていったよ。
もういっそのこと居なくなれば良いのかなって
考えるようにもなっていった。
愛されてることなんて、信じられなくて
言葉はなんて無力なんだろうと思って
言葉を言葉として発することが
怖くてできなくなっていった。
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