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「それ、本当に!?」
「もちろん。ね、雅人」
後ろを向いていた雅人が、軽く縦に頷いた。
「な、何て言ったらよいか分からない…んだけど。とりあえず、おめでとう!」
「ありがとう」
そう言った茜は、すごく嬉しそうに笑っていて…。
私がイギリスに出掛ける前は、気まずそうにしていたのに、何かあったんだと分かった。
「宝珠は、どうなの?仲直りしたよね」
「あっ、うん!茜と雅人のおかげだよ。ありがとう…」
私が陵海と一緒に日本に帰って来れたのは、この2人と、生徒会の皆のおかげ。
協力してくれる友達や先輩がたくさんいて、私も陵海も幸せなんだって実感して…また笑みがこぼれてきた。
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