終業式
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更に広く、更に凝っている。 ここは、生徒会長の部屋だから補佐よりも、豪華なのは当たり前。 その豪華な部屋の一部に、大きなベッドがある。 一人で寝るには、あまりにも大き過ぎるベッドだ。 だが、そんなベッドに一人で悠々と寝ている奴がいる。 それが、『陵海』だ。 「ちょっ、陵海!起きてっ」 ベッドの横に駆け寄り、揺らしてみるが、全く起きそうもない。 陵海と呼ばれているのは、漆黒の髪の男。
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