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「あ、セルの分の食べ物ないからね☆」
ファーニはニッコリ笑いながら言う。
「はぁ?俺腹減ってんのにぃ!?」
「寝坊したから悪いんだよ~」
「何だと~!?俺は腹減ったぞ!」
「ないものはないもんね~☆」
セルはファーニにつかみかかって揺さぶる。
「フッ…」
シンはセルの分の食べ物を見つめながら笑う。
「あっ!」
―――
セルが朝食を取った後、再び樹海の中を歩き出す。
…ファーニを先頭にして。
なぜかというとシンが
「野生のカンとかで抜けられるんじゃないか?」
とシンが言ったからだ。
そんな風にファーニのことを話すと、ファーニの過去も詳しく知りたいと何度も思った。
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