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すると木の上からファーニが落ちて来た。
「あゎゎゎ…!」
あまりにも驚いたので俺はどうすることもできなかったが、
シンはすぐにファーニの落下地点に走ってファーニをキャッチした。
「あ、ありがとう、シン…」
ファーニの声にはいつもの元気がなかった。
「どした?」
「ハハッ…落ちちゃった~☆」
あせりを必死に隠そうとファーニは笑顔で答える。
「何かあったんだろう?お前が落ちるくらい…」
シンは真面目な顔で聞き、ファーニの笑顔をなくす。
「実はね、爆発がセルの家と僕らの意外とすぐ近くでね…その近くで兵士の人が見えたからね、すぐに降りようと思ったら落ちちゃったんだ…。」
「ちっ…爆発させて道作って来たか…!?」
ガサガサ…
茂みで物音がした。
もう早追いついてきたというのか…!?
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